設計士が書くような線は
何となくシャーペンや鉛筆で
書かれているわけではありません。
プロっぽさはそれらしく見える
道具やテクニックが使われているから
上手に見えるんですね。
これからその道具や線の書き方を
お伝えしていきますが、
これができれば
プロっぽさ満点の図面が
書けるようになるので、
是非マスタ―していきましょう。
使用するペン
使用するペンは2つ。
ペンホルダーは
太い芯で線を書くことができますので、
太い線を書く時に適したペンです。
シャーペンは何でもいい・・とは言いません。
道具にこだわってこそ
いい線が書けるようになります。
シャーペンは次のような
製図用のシャーペンを使いましょう。


プロ用の道具とは言え、どちらも300~500円 高いものでも1000円程度です。
線の使い分け
実は手書きのパースや図面が上手な設計士は線を使い分けているのです。
綺麗に見える「線」はどんな「線」なのかを知っているのです。まずはどんな線の種類があるかを知っておきましょう。
フリーハンドでは基本的な次の二種類の線を使い分けていきます。
- ペンホルダーを使う太い線
- シャーペンを使う細い線
さらに線の書き方で次の二種類を使い分けていきます。
- ワザと波打った線
- ストレートな線

何気なく書いている設計士のラフな手書き図面は、この4つの線をマスターすれば書くことができます。
波打ち線は、多少斜めに歪んだ線になっても、線自体が波打っているので、
斜めになってもあまり気にならいないので綺麗に見えるという特徴があります。
ペンホルダーを使う太い線実例

こんな図面を見た事ありませんか?
この線を書くことができれば、
ラフな間取りはとてもプロっぽさを
出すことができます。
そうです、
一般の方ではどうやって
書いているか分からないので、
プロっぽさを感じさせる
ことができるんですね。
では早速解説していきます。
使うペンは ペンホルダー、芯は2Bを使います。
ポイント
ペンホルダー+ホルダー芯 2B
鉛筆で太い線を書くには
ペンホルダー+ホルダー芯が
最適で、コレ以外ない
と言っても過言ではないかもしれません。
よく見ると、線が波打ってますよね?
これは実はわざと
波打つような線の書き方をしています。
グニャグニャさせながら線を書く方法です。
こうすることで、壁の線をより太く書く事でき、
さらに多少全体の線が歪んでいても
分かりにくいといったメリットもあります。
ただ、すべての線を波打ち線で描く必要はありません。
短い部分はストレートな線でもOKです。

ホルダー芯を使って書く線は、
芯自体が太いので普通に書いても
ある程度太い線になりますが、
以下のようにペンの角度を調整して
線の太さを変えていく事がポイントです。

ポイント
ペンの角度を調整して、線の太さを変える
シャーペンを使う細い線実例

立面図はシャーペンを使い細い波打ち線で書いていきます。
立面図は1/100サイズで書いていくと、細かな書き込みが多くなってくるため太い線では不向きなんですね。
細かく書き込みをしていく事で見栄えがしてきますので、細い芯で使いしっかりと書き込みをしていきます。
この線の書き方は次のパートで見本動画を載せています